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インボルク (ウィッカンサバト)

更新日:2022年2月28日

☆インボルク☆

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2月2日ごろ(日本では節分とほぼ同じタイミングですね!) テーマ:希望、更新、出産、浄化、囲炉裏と家、光の戻り 別名: Brigid's Day、Oimelc、トーチフェスティバル、Feast of Pan、ルペルカーリア祭、スノードロップフェスティバル

 冬の終わりと北半球の成長サイクルの始まりを祝います。長くて寒い季節はもうすぐ終わり、春が近い事を少しづつ感じる時期です。

雪深い地域でも、そろそろ猛威さが緩むころ。

冬至と春分の中間のこの四半期をまたがる日は、大切なクロスクオーター、四季の中間点ですね。

ウィッカンにとって、このサバトは、日に日に成長し強まる日光に感謝する時です。

成長する太陽の暖かさにより、地球の奥深くにある種が芽吹き始めます。ほとんどは土の中で種が芽吹きの準備をしている状態です

それでも、自然のリズムに慣れている人は、すべての人にとって生命の息吹を感じることができるはず。

始まりのタイミングとして

始まりと新たなスタートを祝う休日として、新しい参入のイニシエーションにも最適な日とされます。

また冬の日の短い数か月間、活動が制限された後の儀式の浄化の時期でもあります。

太陽の火のパワーでの浄化を意識して、家の各部屋でいくつかのろうそくに火をつけ、古いエネルギーを光の力で「燃え上がらせ」たり、儀式用の道具(金属や鉱物の物がおススメ)を直射日光の当たる場所にしばらく置く、というのも浄化と充電を行う、インボルクの伝統の1つです。

インボルクの伝統的なキャンドルの色は白、黄、オレンジ、赤。

祭壇の装飾には、新鮮な春の花、ベソム(小さな装飾的な儀式用ほうき)、人形や若い動物の像などを置くことも。

「インボルク」は、季節の最初の子羊の誕生に関連する古いアイルランド語であり「羊の乳」と翻訳されることもあるため、サワークリーム、ミルク、バター、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品で作られた料理を楽しむことがあります。冬の終わり~春にかけて収穫さえれる野菜も、インボルクの儀式用の食べ物や供物としてぴったりです。

 

ケルトの女神ブリギッド

 キリスト教以前の世界の多くの文化では、この時期を祝いましたが、現代のウィッカでも大切にされているのはブリギッドの日です。

ケルトの女神ブリギッドは、古代ケルト人が彼女を詩、癒し、鍛冶の女神として崇拝していたため、一種の「三女神」と見なされています。

これらの3つの領域はそれぞれケルト人の生活の中心であり、女神としてのブリギッドの主要な地位は、彼女が聖人にされたアイルランドの西暦までずっと続いていました。

火の女神として、何世紀にもわたって信者によって永遠の炎が大切に守られたのです。

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多くのウィッカンは、この春のサバトでブリギッドのために白いろうそくに火を灯し、彼女に供物をし、ブリギットクロス(写真)を造って、火の周りに飾ったり、トウモロコシの皮で作られるブリギット人形を置いたりして祝います。



 日本では、ちょうど節分にあたるこのインボルク。

しっかり節目に古来からの行事をする事は、宇宙の流れにのりやすくなるだけでなく、

生まれ育った風土を愛し、共に生きる、私たちにできる開運法。

勿論、豆まきで鬼を追い払いたいですね!

どうぞ節目の時期を大切にお過ごしください☆


Tara

※こちらに記載した内容は、これまで学んできたことや個人的な理解も含まれます。ご自身の責任の元、お役立てくださいませ。

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